導入事例

ワンダープラネット株式会社様

  • 業種:サービス業
  • 導入システム詳細:Active! gate SS

送受信者ともにシンプルな使い勝手を実現できる
Active! gate SSを採用

  • 上場を機に添付ファイルセキュリティを検討
  • 使い勝手を変えない点でActive! gate SSを評価
  • メールのやり取りが多い一部ユーザーに導入
  • TLS確認機能や誤送信防止も今後検討

「楽しいね!を、世界中の日常へ。」というミッションを掲げるワンダープラネット株式会社。同社は名古屋に本社、東京にオフィスがあり、誰もが楽しめるプロダクト・サービスを創り、コミュニケーションを通じた「笑顔」を世界の隅々まで広げています。同社では、世の中で年々セキュリティインシデントが増加していることや、マルウェア、ランサムウェアなど高度なセキュリティリスクの高まりに危機感を持っており、情報セキュリティ対策への取り組みを強化してきました。一環として、メールの宛先間違いや添付ファイルからの情報漏えいを予防するために、複数のサービスを比較検討しActive! gate SSを選定しました。

情報セキュリティにおけるリスクアセスメントでメールのセキュリティ対策が課題に

2022年には全世界1400万DLも達成した「クラッシュフィーバー」などの人気ゲームを開発・運営しているワンダープラネット株式会社。同社の執行役員で、業務改善推進室の管掌を担っている村田 知常氏は、メールのセキュリティ対策に取り組んできた背景を次のように振り返ります。
「きっかけとして、世の中で年々セキュリティインシデントが増加していることを目の当たりにし、他社IPを取り扱っている弊社の実情などを踏まえると、改めで情報資産をいかに守っていくかが課題となりました。対策の第一歩として、社内のセキュリティチームでリスクアセスメントを行いました。いくつかの対策が必要となったのですが、その中にメールのセキュリティ対策がありました。当社はコミュニケーション手段としてビジネスチャットツールを利用することが多いのですが、バックオフィス系の部署では、Google Workspaceのメールで社外とやり取りすることが多いです。しかし、当時社内にはメールのセキュリティルールはなく、添付ファイルにパスワードをかけたり暗号化するかどうかは各個人の判断に委ねている状態でした。「人間はミスをする生き物」と言われますが、ヒューマンエラーの観点からも添付ファイルの情報セキュリティ対策は、システムで対応するべきだと思い、サービスを導入しようと判断しました」。

村田 知常氏

ワンダープラネット株式会社
執行役員
業務改善推進室 管掌
村田 知常

ITパートナーのウェビナーをきっかけにActive! gate SSを知り複数のサービスを比較検討し選定

メールのセキュリティ対策を求められた業務改善推進室でコーポレートITを担当している大脇 智也氏は、Active! gate SSを選定したきっかけを次のように話します。
「当社のMac導入や各種ITシステムの導入をサポートしている株式会社Tooから、タイミング良くメールのセキュリティ対策に関するウェビナーの案内をもらいました。それ以前にも、何社かのサービスをインターネットで調べていましたが、ウェビナーは製品のデモや質疑応答があることが多いので、よりピンポイントの質問ができるチャンスだと思い参加しました。そこでActive! gate SSを知りました」。
大脇氏からActive! gate SSの説明を聞いた村田氏は「まず注目したのは、利用者の使い勝手でした。操作方法が煩雑になってしまうと、結局使われなくなってしまうため操作方法が変わらない点は評価が高かったです。比較したサービスの中には、別途Webブラウザーを開いて添付ファイルをアップロードしなければならない、といった手間のかかる操作もありました。それでは、現場で使われなくなってしまいます。それに対して、Active! gate SSは使い勝手をまったく変えずに、自動的にファイルのダウンロードURLとパスワードの送信を行ってくれるので、これなら誰も戸惑わずに自然に利用してもらえると思いました」と話します。
また大脇氏は「Webダウンロードでファイルを受け取る側の利便性も評価しました。Active! gate SSのWebダウンロードは、受信した相手もシンプルな操作でファイルを受け取れます。それに対して比較したサービスの中には、とても煩雑なものもありました。とにかくダウンロードできるようになるまでの手順が多かったです。これでは、受信した相手に手間と負担をかけるので選定から外しました」と補足します。
さらに「コスト面でもActive! gate SSにメリットを感じていました。最低30ライセンス (*1) と比較的少ないライセンス数で利用できるので、メールでのやり取りが多い一部ユーザーのみで契約できる点もうれしかったですね」と説明し、「それに加えて、導入時のサポート費用がかからないという点も大きなポイントでした。他のツールでは、導入サポートが有償だったりとトータルで考えると高額になるため、この点はかなりリードしていました。また、私も含めて当社のエンジニアは、自分たちで導入や設定に携わるので、継続的にサポート料が発生しない点も高評価でした。こうした複数のメリットが高く評価されて、Active! gate SSの導入が決まりました」と大脇氏は選定の理由を語ります。

(*1)オリジナル運用プラン(VPSタイプ)の場合

大脇 智也氏

ワンダープラネット株式会社
エンジニアリング&デザインマネジメント室
コーポレートIT
大脇 智也

円滑な導入を実現しユーザー管理もGoogleのグループを活用して利便性を向上

Active! gate SS導入の効果について、村田氏は「トライアル期間を設けたこともあり、正式な導入後には社内からの問い合わせはゼロでした。Webダウンロードで添付ファイルを受信した取引先からも、質問などはありませんでした。導入はとてもスムーズに進んだと評価しています」と話します。
導入後の運用について、大脇氏は「検証期間のときに、少し手間だと感じたのがActive! gate SSに新しいユーザーを追加した後で、Google Workspaceの管理画面に正規表現でメールアドレスを登録する作業でした。ユーザー追加の都度、Google Workspaceの管理画面に入って設定する必要があり、また正規表現の規則が煩雑で、設定するたびに正常に動作するかを確認したりしていたので、設定に時間がかかるのが悩みでした。そんなときに、村田からGoogleグループを活用できないか、というアドバイスがあり、それをクオリティアのサポートに問い合わせたところ、グループを使って新規ユーザーを簡単に追加できる使い方ができることがわかり、運用管理の利便性が向上しました」と語ります。

TLS確認機能の活用や宛先確認などの運用も検討していく

今後に向けた取り組みについて、大脇氏は「Webダウンロードよりも受信する側の利便性が向上し、添付ファイルの安全性も確保できるので、TLS確認機能 (*2) の活用を考えています。また現在は、Chrome拡張機能を使い送信先のチェックをおこなっていますが、送信ミスを予防する宛先確認などもActive! gate SSの機能を活用した運用を検討しています」と語ります。
村田氏も「Tooからの案内を通してActive! gate SSを知り、導入できてよかったと思います。今後も、Tooやクオリティアからは、メールの安全性を向上するサービスやアドバイスを継続的に教えてもらいたいと願っています」と期待を寄せます。

(*2)受信メールサーバーがTLS対応しているかを確認し、暗号化された通信経路に対しては添付ファイルにパスワードをかけずに贈ることもできる機能

この製品・サービスに関する導入事例をもっと見る

この事例で紹介された製品・サービスの機能や価格を見る

ご購入やお見積りのご相談、ご質問などは、販売パートナーか、当社窓口までお気軽にお問い合わせください。

電話でのお問い合わせは03-5623-253003-5623-2530

各サービスの導入事例をまとめてダウンロードできます

事例集ダウンロードはこちら(無料)

【導入事例をまとめてダウンロードできます】

各製品・サービスの事例
ダウンロードはこちら(無料)