導入事例

アルケア株式会社様

  • 業種:医療機器、医療用消耗材料の開発、製造、販売
  • 導入システム詳細:dmt

決め手はコストと柔軟性、
継続できるメール訓練にdmtを採用

  • 制限なく訓練を実施できるコストパフォーマンス
  • 目的に合ったテンプレートの選択とカスタマイズ
  • 必要な項目の自動集計による訓練内容の可視化
  • 初級・中級・上級に分けた訓練の年間計画が可能に
  • 訓練の継続でメールに対するセキュリティ意識の向上

「ベストケア創造企業として健康で豊かな医療福祉社会を実現する」ことを使命として掲げるアルケア株式会社。同社は、国産初の石膏ギプス包帯「スピードギプス」の開発・製造を契機とした1955年の創業以来、「親切な製品をつくる」ことを志し、褥瘡・創傷領域、看護領域、ストーマ領域、整形外科領域の4つの医療の専門領域でケアをする人・ケアを受ける人の潜在的なニーズを察知した製品・情報・サービスを提供しています。同社はDX推進をする上で同時にセキュリティ対策の強化も必要と考え、社員の情報セキュリティ意識を高めるために、2024年に標的型攻撃メール訓練を⾏いました。初めての訓練の経験によって見えてきた課題を考慮して、あらためて標的型攻撃メール訓練の目的・要件・拡張性を再検討した中で出会ったdmtを2025年に契約し、理想的な標的型攻撃メール訓練を実施しました。

機能と回数が制限された標的型攻撃メール訓練サービスの限界

アルケア株式会社で、標的型攻撃メール訓練の実施に取り組んできた松尾 俊輔氏(現:DX推進部データ活用戦略課)は、過去の訓練に関する反省点を次のように振り返ります。
「2024年の5月に、初めて標的型攻撃メール訓練を実施しました。そのときには、予算が限られていたのでスポットで利用できるサービスを利用したのですが、多くの課題が残りました。まず、約500名の社員に向けて1回で訓練メールを送信できなかったのです。
また、メールの送り元を任意に変更できませんでした。さらに、希望する通りのデータを収集できず、集計にも時間がかかりました。
結果として、2日間に分けて訓練メールを送信したことと、送信元に工夫を凝らせなかったため、低い開封率にとどまってしまいました。訓練の実施後に社内でアンケートを集めたのですが、そもそもの送信元が怪しまれたこともあり、きちんと訓練になったのかどうか判断できませんでした。そこで、新たな訓練サービスを検討し始めました」。
同社では、以前から社員の情報セキュリティ意識を高めるために、定期的にメールで最新の情報セキュリティニュースを配信するなど、啓蒙活動にも取り組んでいます。その一環として、サイバー攻撃の入り口となっているメールへの注意喚起のために、標的型攻撃メール訓練の定期的な実施は必要だと考えていました。

DX推進部  データ活用戦略課 松尾 俊輔氏

アルケア株式会社
DX推進部 データ活用戦略課
松尾 俊輔

回数無制限、テンプレートの豊富さ、集計機能を評価してdmtを新たに契約

継続的な標的型攻撃メール訓練を実施するために、松尾氏は「4社のサービスを比較しました。検討した4社の中にdmtが入っていた理由は、以前からクオリティアのメール誤送信防止サービスであるActive! gate SSを知っていたので、メールのセキュリティ対策に強い会社の提供している訓練サービスならば、信頼できると思ったからです」と話します。
選定にあたり、コスト、設定の柔軟性、集計機能の充実という3つのポイントが重視されました。松尾氏は「前提として、用意できる予算の中で制限なく訓練メールを実施できるコストパフォーマンスが重要でした。訓練は1回だけでは効果がありません。希望するタイミングで何回でも実施できなければ、効果は期待できません。また、送信元も含めた柔軟な対応やテンプレートの豊富さにも注目しました。そして、さまざまな情報を収集できる集計機能も重要でした。こうした条件を全て満たしてくれたのがdmtでした」と選定の理由を語ります。

クオリティアのサポートも活用し理想的な標的型攻撃メール訓練を実施

dmtによる標的型攻撃メール訓練の成果について、松尾氏は「dmtによる訓練メールは、準備段階から効率よく進められました。
まず、訓練メールのテンプレートが豊富に用意されていて、『初級』『new』『人気』などのキーワードで探せるので、目的に合った内容を選択しカスタマイズすることができました。また、送信元もDX推進部のように具体的な名称を自由に設定できるので、訓練メールのリアルさを高められました。
そして、準備の段階からクオリティアの営業にも相談しました。『メールの開封率を高くして、文面のリンクのクリック率を下げることが、真の訓練になる』というアドバイスも貴重でした。さらに、訓練実施後の集計もスムーズでした。必要な項目を自動的に集計できるので、期待していた通りの訓練内容の可視化を実現できました」と評価します。
dmtによる訓練メールの結果は、開封率が約8割に達して前回から3割増となり、リンク先のクリック率は約6%の低さにとどまりました。

dmtを活用し初級・中級・上級に分けた訓練を年間で計画

今後に向けた標的型攻撃メール訓練の実施について、松尾氏は「今回は2024年の実施から1年が経過していたので、あえて初歩的な内容で実施しました。文面にも分かりやすい間違いを記載し、リンク先も怪しまれるようにしました。また、訓練メールを実施する前に、定期的に社内に配信している情報セキュリティニュースでも、メールの開封や怪しいリンク先のクリックに対する注意喚起を伝えていました。
こうした準備もあって、dmtによる1回目の訓練は、満足いく結果になりました。DX推進部では、dmtによる訓練を年間で計画しています。今後は、初級レベルの訓練メールを3か月に1回くらいのタイミングで実施していきます。その間に、中級や上級レベルの訓練を半年に1回くらいの間隔で計画しています。標的型攻撃メール訓練は、継続しなければ効果が得られないと思っています。
dmtでは、実施の結果を短時間で可視化できるので、訓練ごとに傾向を分析して、初級と中級のタイミングを計画できます。また、dmtは訓練メールの作成などの準備にも時間がかからないので、抜き打ちでの実施も簡単です。訓練実施後のアンケート結果を参考にいろいろなパターンを組み合わせて、社員のメールに対するセキュリティ意識を高めていきたいと考えています」と話します。

この事例で紹介された製品・サービスの機能や価格を見る

ご購入やお見積りのご相談、ご質問などは、販売パートナーか、当社窓口までお気軽にお問い合わせください。

電話でのお問い合わせは03-5623-253003-5623-2530

各サービスの導入事例をまとめてダウンロードできます

事例集ダウンロードはこちら(無料)

【導入事例をまとめてダウンロードできます】

各製品・サービスの事例
ダウンロードはこちら(無料)