導入事例

千葉大学様

  • 業種:文教(大学)
  • 導入システム詳細:Active! mailファイル管理拡張オプション
 

全教職員(約5,000名)と学生(約15,000名)のおよそ2万人の全学利用。
オンプレミスでの運用によりメールログの追跡が可能に。

  • 約2万人の大規模運用に耐えうる安定した稼働
  • 開発・サポート体制が国内で確立されている信頼性
  • ファイル管理拡張オプションでサーバー運用の負担軽減

Active! mail 2003の安定した稼働と信頼性がActive! mail6採用の理由

千葉大学では2005年にActive! mail 2003を導入する以前から、全学規模でのWebメール を稼働させていました。しかし以前のシステムには、いくつかの問題があり早急な対応を迫られていたといいます。

その背景について、全教授は次のように切り出します。
「Active! mailの前に導入していたWebメールは、本学の運用規模に対してシステムの安定性や柔軟性に問題がありました。また利用者からの評価も芳しくなく、早急な改善が求められていました。

そんなときに、本学のシステム導入をサポートしていたパートナー企業から、Active! mail 2003を推奨してもらいました」 Webメールの刷新にあたって、総合メディア基盤センターでは、旧システムと同等の機能を備えさせるため、Active! mail 2003と連携する掲示板システムをオリジナルで開発し、組み合わせて利用する運用体制を整えました。その結果、Webメールと掲示板がそのまま継続して利用できる利便性の高い環境が構築されました。その一方で、今度は別の課題に直面しました。

その理由について、伊藤室長は次のように振り返ります。
「独自の機能である掲示板システムをActive! mail 2003に組み合わせてしまったために、Active! mail 2003そのもののバージョンアップができない、という問題が発生しました。Active! mail 2003に新しい機能が追加されても、それを反映するためのバージョンアップができずに、次の更新時期を迎えるまで、導入した当時のままで使い続けることになりました」 この問題を解決し、Active! mailの機能を十二分に活用するために、同大学ではActive! mail 6の標準版への バージョンアップを計画したのです。

全 炳東氏

千葉大学
総合メディア基盤センター
教授
全 炳東

伊藤 利明氏

千葉大学 情報企画課
情報基盤室長
(総合メディア基盤センター システム運用担当)
伊藤 利明

障害対応とメールの追従性を自校で管理するためにはオンプレミスでの
運用が必須

「本学のメールシステムは、政府調達に該当する案件でしたので、各社から提案を募った上で足掛け二年をかけて厳密な議論や比較検討を重ね、仕様を決定しました。その中にActive! mail 6の提案があり、技術審査の結果、Active! mail 6を合格としました。仕様策定の過程においては、クラウド型のサービスやフリーメールなども検討しましたが、本学が希望する案件をクリアできませんでした」と全教授はActive! mail 6を導入するに至る背景について話します。

総合メディア基盤センターでは、メールシステムの更新にあたって、これまでの運用実績とスムーズな移行の点から、Active! mailを継続的に利用したいという意思が強かったといいます。しかしあらゆる可能性を検討する必要から、自校でメールサーバーを運用しないクラウド型のフリーメールなどの機能やサービスについても検討しました。

「まず外資系企業の提供するフリーメールのサポート体制に関しては、日本国内での対応に限度があり、システムの障害時に即応できない、という印象を持ちました。とある大学が、外資系企業のシステムを採用したところ、障害対応はほぼ絶望的だと聞いたこともあります。また国内のクラウド型のメールサービスでは、送信したメールを追跡するためのログが必要だと依頼しても、一切提供してもらえない、という制限がありました。これも運用側にとっては無視できない問題でした」と伊藤室長は説明します。

同大学にとって、メールは教職員にとっても学生にとっても、重要なコミュニケーションの基盤となっています。そのため利用者から、「送信したはずのメールが先方に届いていない」といった問い合わせがよくあります。原因の多くは、送信者の操作ミスや勘違いですが、メールサーバーを運用する総合メディア基盤センターとしては、メールのログを解析し利用者に回答する必要があります。メール環境を自らが運用していなければ、こうした問題にも対応できないのです。その結果、システムの仕様策定にあたっては、メールサーバーは自校で運用するオンプレミス型の環境を前提として、開発やサポートの体制が国内で確立されているメーカーの製品が望まれたといいます。

ファイル管理拡張オプションに注目しサーバー運用の負担軽減にも期待

厳密な技術審査の結果を経て、2011年の3月に導入されたActive! mail 6は、これまでと同じように、同大学の教職員約5,000名と学生約15,000名に、快適で利便性の高いWebメールを提供しています。 新しいバージョンになって、多くの新機能が使えるようになっただけではなく、以前のバージョンと比べ、ユーザビリティが更に向上して、学生や教職員からの評価も高くなりました。また全教授はActive! mail 6の性能・機能を検証していた段階から、ファイル管理拡張オプションに注目していたといいます。

「メールの利用が活発になるにつれ(MIME)添付の乱用が目立つようになりました。最近では、数MBを超える巨大なファイルを平気でメールに添付してくる者もいます。これでは個人のメールボックスもすぐに一杯になってしまいます。ファイル管理拡張オプションを活用するようになれば、こうした問題も解決できると期待しています」と全教授は話します。

そのほかの性能や機能について、伊藤室長も評価しています。
「パフォーマンスは以前のバージョンに比べて、良くなったと思います。またメッセージをローカルにバックアップできる機能も便利だと思います。導入からまだ一年足らずですが、利用者の混乱を避けるために総合メディア基盤センターとしては、Active! mail 6の新機能をそれほど積極的には宣伝していません。システムに詳しい先生の中には、自分で見つけて活用している方もいるようです。今後はサーバー環境や問い合わせ対応なども整備していって、新機能を紹介していきたいと考えています」と伊藤室長は新機能への評価と今後の取り組みについて抱負を述べています。

「教職員にとっても学生にとっても、Active! mail 6というWebメールは、当たり前の存在になっています。今後は、ポータルとして他のサービスなどとシームレスに連携させていくなど、より利便性を高めるための進化に期待しています」と全教授もActive! mail 6の進化に対する希望を語っていました。

システム概要

システム概要
  • 全教職員(約5,000名)と学生(約15,000名)のおよそ2万人の全学利用
  • 6年間におよぶ運用実績によりActive! mailシリーズを継続利用
  • 自校のメールサーバーを運用するオンプレミス型の環境で利用
  • ファイル添付によるメール容量増大の対策としてファイル管理拡張オプションを導入

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