導入事例

北谷町役場様

  • 業種:地方公共団体
  • 導入システム詳細:Active! hunterアプライアンス

容易な導入・運用が可能なアプライアンス製品で、公共団体ならではの膨大な量のスパムメールに対処。

  • 導入が容易でスパム対策に特化したアプライアンス版
  • 役場や関連公共施設へのスパムメールはほぼ遮断
  • メール配送処理能力の向上によるシステム負荷の大幅軽減

導入のきっかけは、7年前のスパム対策では不十分になってきた

北谷町役場の情報政策課は、役場内の情報システムをはじめとして、図書館や町内の公共施設を結ぶネットワーク基盤を構築し、安全な運用に努めています。行政に携わる職員が、ITシステムを業務に活用できる基盤整備から、情報セキュリティ対策に至るまで、町内の公共的な情報政策を担っています。

「公共性の高い機関であることから、北谷町では独自のドメインを運用し、ホームページではインフォメーション用のメールアドレスも公開しています。その関係で、毎日膨大なスパムメールが届きます」と情報政策課ではスパム対策の重要性について説明します。
同課では、平成17年にスパム対策とウイルス対策を同時に処理できるシステムを採用しました。しかし運用から数年が経過し、その製品のサポート期間が終了すると、急激に職員が受信するスパムメールの量が増えたといいます。

「サポートが切れたことで、スパム対策用の定義ファイルが更新されなくなったことに加え、7年前に導入したシステムでは、処理能力も限界になっていました。更新の末期には、ほとんどのスパムメールをそのまま通過させなければ、システムが負荷に耐えられないような状況でした」と担当者は問題を振り返ります。
こうした背景から、情報政策課ではより本格的なスパム対策を高性能かつ簡便に運用するために、アプライアンス製品への更新を検討しはじめました。

アプライアンス

アプライアンス

インターネットで調べてActive! hunterアプライアンスを採用

スパム対策のシステム更新において、情報政策課が重視したポイントは、処理性能とスパムメールの判定率でした。
「更新を検討しはじめた当時、スパム対策とウイルス対策は、それぞれ分離して処理するべきだと考えました。実際のところ、職員のPCにウイルスが侵入する経路の多くは、USBメモリなどのリムーバブルメディアなので、クライアント側でウイルス対策を徹底し、ネットワークではスパム対策に特化する構成にしたのです」と担当者はスパム対策に特化した製品を選んだ背景について説明します。

公共性の高い自治体では、ドメインやメールアドレスを広く公開しているので、送られてくるスパムメールの量も膨大です。そのため、複数のセキュリティ対策を併用したサーバーを導入するよりも、スパム対策に特化しており、高性能のスパム判定率が実現可能なアプライアンス製品の導入が最適であると、同課では判断したのです。
「実際の導入においては、インターネットで各社の製品を調査しました。その結果、導入しているユーザーの評判や機能の充実度に、日本で開発された製品でありインターフェースなどが使い易い、といったポイントを評価して、Active! hunterアプライアンスを採用しました」と同課では選択の理由を話します。

スパム対策に特化したアプライアンス製品の導入メリット

数ヶ月に及ぶ選定の後、2011年の4月にActive! hunterアプライアンスが導入されました。すでに、北谷町役場や関連施設の職員あてに送られてくるメールの数は、一日で約2,000通を超え、そのうちおよそ8割がスパムメールとなっていました。Active! hunterアプライアンスが稼動しはじめたことで、職員にはほとんどスパムメールが届かなくなりました。
「これだけのスパムメールを排除するためには、運用管理の楽なActive! hunterアプライアンスは最適だと思います。例えば、サーバーをこちらで用意してソフトをインストールするとなると、そのサーバーの性能を十分に引き出すためのチューニングが必要になります。しかし導入を担当する技術者のスキルによっては、性能にばらつきが出ます。それに対して、アプライアンス製品であれば誰が導入しても同等の性能を発揮できるというメリットがあります」とシステム導入を担当したインテグレーターも評価しています。 さらにアプライアンス製品には、運用管理の面で大きなメリットがあると、情報政策課では注目しています。

「最近のサーバー用OSは、Windows ServerでもLinuxでも、かなりの頻度でOSのアップデートが発生します。こうしたアップデートを担当者が都度実施するのは、手間がかかり運用面での負担になります。しかしActive! hunterアプライアンスのようなアプライアンス製品であれば、スパムフィルターの定義ファイルだけではなく、アプリケーションソフトウェアのバージョンアップが自動化されており、OSなどのシステム関連のアップデートも容易に行えるため、とても手離れが良く、メンテナンスの手間がかからない運用管理が実現しています。これは対応できる人材の限られている自治体にとっては、労力の削減につながる大きなメリットです」と担当者も運用面でのメリットが極めて大きいことを説明します。

スパム対策が順調に稼動しはじめたことで、北谷町役場や関連する公共施設で働く職員へのスパムメールは、ほとんど届かなくなりました。
「自治体でもメールが連絡の中心となっている現在では、スパムメールの増大は業務に支障をきたす頭の痛い問題です。Active! hunterアプライアンスによるスパムメールの排除は、とても有効に機能しています。ただ職員には、スパムメールと疑わしいメールを情報政策課で排除している、という事実を周知徹底していないので、届くはずのメールが来ないときに、スパムメールとして排除されているのではないか、と疑う人がいません。そのため、今後はスパム対策の仕組みを説明し、個人でもホワイトリストやブラックリストを操作できるような教育を実践していきたいと考えています」と情報政策課では今後に向けた取り組みについて語りました。

システム概要

システム概要
  • スパム対策はネットワーク側で特化し、ウイルス対策はクライアント側で徹底する構成にしている
  • 複数のセキュリティ対策をしたサービスではなく、スパム対策に特化したゲートウェイとしてActive! hunterアプライアンスを導入

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